小児歯科
皆さんは、乳歯はどうせ生え換わるのだから多少虫歯にしても平気だとお思いではないですか?
乳歯は大人の歯が生えてくるまでの場所取りをしていますから、虫歯で小さくなってしまうと大人の歯が生える場所が狭くなり、歯並びが乱れてしまいます。
また、乳歯の周りに広がった虫歯菌が、すぐ下にある大人の歯の卵を傷つけてしまい、大人の歯のかたちや色に問題が生じることがあります。
歯磨きは習慣ですから、大人の歯が生えたからといって急に磨けるようにはならないものです。
乳歯で、不器用ながらも一生懸命練習させて、永久歯が生えたころにはすっかり歯磨きを習得しているようにしたいものです。
生えかわりがはじまり、大人の歯の卵の位置がずれていたりすると、上手に乳歯が抜けず、いつまでも居座り続けることがあります。
そのままにしておくと、大人の歯が、なかなか抜けない乳歯をよけるようにして、変な位置に出てきたりしますので、3ヶ月に1度ずつ見せに来ていただいて、順調に生え換われるようにサポートしていきます。
不幸にも位置がずれてしまったときは、簡単な矯正で、早めに改善していきます。